11次元空間。時間も空間もない場所で、揺らぎの波がどこまでも永遠に続く世界。
何もないところから始まった宇宙。陽と陰、物質と反物質が生まれた。
もともと宇宙の情報が0から始まっても、+1と-1を生み出すことはできる。平坦な海でも、あるところが窪めば、別の場所は盛り上がる。
神様はきっとさみしかっただけだと思う。一人の神様は、自分を見てくれる人がいなかったから、だから、自分の中に、自分を見るもうひとりの自分を作り出した。自分のなかで、+と-の自分を作り出した。いくつもの自分に分裂し、互いに互いを認識し、そのずれの中で、時が生まれた。
それが、宇宙の始まり。
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