去年の初春、熱海旅行に行って、ポーラ美術館やホテルニュー熱海、秘宝館等を見た。ちょうど行った直後にニュー熱海が閉館されるということで、最後に美術の展示をやっていたらしい。mendakoさんが参加しているのを見て後から知った、、。見れなくて悔しい・・・。ニューアカオは内装がレトロでいつか泊まってみたいと思っていた。僕が行ったときは宿泊してるわけではなかったので、一回のエントランスだけ覗かせてもらった。
ポーラ美術館は電車で少し行った先、更にバスで登った山の奥にある。
入ると全面ガラス張りの建築にはいる。周りには雪が積もっていて、入ってもガラス張りのせいで自然の中にまだいるように感じる。
景色は変わらなくても空気は暖かくて不思議な感じがした。
展示を見てから1年以上たっていて、記憶がおぼろげだが、映像作品が一番印象に残っている。
水と死について。水は夜の闇の中で死そのものになる。
この映像作品では、ロニーホーンがテキストを朗読したパフォーマンスを記録したもののようだった。
テキストは、ロニーホーン自身のものではなく、大半が、ニュースや書籍からの引用をランダムに散らばせたものだった。ニュースでは、川での死亡事故がいくつも出てくる。
そういえば水は不可算名詞だから、僕たちが日々飲む水も、人を殺した川の水も、同じものか。。
水を通してつながる色々な想像力。テキストの織り込まれ方が、まるで水の流れのように様々な別の事柄を飲み込んでいくのが心地いい。
図録を買っているので、また読み返したら書きたいと思う。
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