バキュームフォーマーで小物を複製する

人の展示の感想は好きな作家ほど気が滅入って全然投稿できないので、ちょっと違う投稿をしてみる…。

以前から作りたいとずっと思っていたけど全然手を出していなかったバキュームフォーマー。熱したプラバンを型に充てて吸引することで型を複製するもの。この動画がわかりやすい。お祭りのお面みたいに一方向からの凹凸しかないような単純な造形物を複製するのに使える。

インターネットを見ているとプラモデルを作っている人や模型をフルスクラッチする人なんかがこういった手法でパーツを複製している。そしてその機材も家の掃除機に100均で狩った箱をつなげる簡単な構造だったから、僕も試してみた。

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材料

●材料
集積材ボックス(300円)
金網の箱(100円)
掃除機のノズルアダプタ(100円)
額縁2枚(200円)
隙間テープ(100円だったけど結果いらなかったからノーカウント)
計700円

●工具
木工ボンド
電動ドリル
木工ドリルビット
ホットボンド
カッター

ドリルはブラック&デッカー製。USBで充電できるからドリル用の充電器を持つ必要がない。(MAKITAは高くて買ったことない…)

とりあえず作ってみる

まずは取り合えず買ってきたものをつなぎ合わせていく。

掃除機の円を書き写して、ドリルで少しずつ周縁 に穴をあけて一周。少し力を入れて叩くと大きな穴が開く。集積材のボックスを使ったせいで最後に破片がとげとげ伸びてしまった。

穴に掃除機ノズルを入れる。結構雑な穴だったけれど、ホットボンドで埋めたら問題なかった。

学研の小学生の科学キットがガチャガチャで復活したゴム電池ハムスター

額縁と同サイズに隙間テープを張った。余った部分には額縁にはまっていた板をカッターでちょうどいいサイズに切りボンドで接着した。

試用(失敗)

失敗したから再利用のために加熱中。細かい凹凸は全く取れていない。この後再度試してもダメだった。

トースターでプラバンを加熱して掃除機にセットしてスイッチオン。しかし上手く型が取れず。全然密閉できている感じがしなかったから、設計を見直すことに。

改良する

網のボックスを上に突き出した。側面の穴はホットボンドで覆って埋めていく。更に板で細かく埋め、隙間ができないように多めに木工用ボンドを塗った。

前は額縁の面を隙間テープに押し当てて密閉していたけど、この出っ張った網の箱に直接溶けたプラバンを当てたらそのまま密閉されるのでは?と思いテープは使わないことに。

裏面の隙間もホットボンドで埋める。隙間がたくさん見える‥。集積材のボックスじゃない方がよかった…。100均だからしょうがないのだけど‥。

試用2回目

さっきは硬いプラだったけど、今度は少し厚めの透明のレジ袋を挟んでみる。ペラペラの袋も折って重ねるとプラバンと変わらない厚みになって意外と使える。(重ねたときによれている場合は押し花のようにアイロンがけすれば一枚の板になる)今度はどうだろう…?

吸引っ!!

・・・上手くいった!!

透明だから画像では伝えづらいんだけど、たくさん隙間を埋めたからかな?ぴったりと型に密着している。

ポケモンのミュウツーボール。目の凹凸もコピーされる。

この後いくつか、細かいパーツで日用でなくて困っていたもの、はめ込む物などもこぴーしたけど、問題なく使えた。完全なコピーではなく、ちょっとだけ元より大きくなるんだけど、ちゃんとはまった。

これがあれば色々作れそうだなー。何より質量のあるものを表面だけのぺらっとした軽い面に変換できるのが良い。押井守は物は本物じゃなくて、、例えば化石のはまってた土の痕跡とか、そういう裏返った方の形が好きだと言って収集してたけど、そういう感覚・・。ちょっとデュシャンの極薄みたいな・・。

作品制作にも…何かに使えるといいなー。

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