シンギュラリティについて

僕が高校生の頃、高尾の田舎の書店で買った新書に、「2045年問題」という本がありました。

簡単に言えば、2045年にAIが人類の能力を超えてしまうという話です。当時はSFもすきだったしワクワクしつつ、話半分、未来のifな話だと思っていました。もう7年くらい前の話です。

でもここ数か月、stable difusionなどの新しいAIが登場しましたよね。今年の夏頃まではまだ倫理観のある企業に管理されていましたけど、技術をオープン化する企業やそのコードをハックするハッカーの登場で瞬く間に世界に広がり、日本の代表文化だった2次元キャラクターイラストたちが世界中のAIに盗まれていきました。

最初はAIの絵は全然へたくそでしたが、ちょうど数日前のniji journeyのアップデート後、もう人間の絵と区別することはできませんでした。たった数か月で成長がすごく早いです。もうチューリングテストクリアしてますよね。

そこで最近、新しい研究が出たらしいんです。ー従来予想されていたコンピューターの進化速度を上回る速度でAIが進化しているため、予想より早く、シンギュラリティは再来年、2026年にやってくる。

ちょっとびっくりですよね。だってもともと45年なんて未来過ぎて正直現実になるか怪しいと思ってたら、まさか2年後とは、一気に現実に差し迫った問題になってきます。そうなるともう人間のやることは肉体を使うことだけになってくるので、本当に世界が変わってしまいそうですが、、半信半疑ですよね。(実際に45年問題で言われている内容では、AIが人間を超えるのは2030年代年で、普及に10年ほどかけて45年に社会全体の変革になる、という話でしたが、それにしても再来年は早い。)

仮にそんなものが登場したら、AIが人類を滅ぼすという話が現実味を帯びます。数年前、ロボットが人間滅ぼす発言みたいなのは話題になってましたが、あのあたりはまだAIが自我を持たずディープラーニングの結果出た言葉を言っているだけだったと思うんです。でも今後、例えば攻殻機動隊のAIのように、まずは軍事利用のために開発されるAIが生まれ、それが流出する可能性が高いのではと思います。

あとはコロナって対策してもすぐに変異株がでますよね。でどんどん新種が出てきて、人間は今追うのでやっとなわけですが、AIももうそれと同じように自律進化も速度が加速ていて、人間はそれを追って持っても変異し続けていくわけです。これはもう自然界=インターネットに流されたものの進化は止めることができません。

これが実際どれほどの速度でどれほどに人間に影響を及ぼすのか想像ができません。。

SF的には、現実がやっと追いついてきた感じがあって嬉しいですが。。。
ブロックチェーン技術ではマイニングに使用される莫大な電気量の問題を解決する新たなプールの設定も生まれているようですし、最近Nreal AirというARゴーグルをかぶり軽量で電脳コイルにかなり近いメガネ型デバイス(電脳コイルとおなじくお年玉で買える額)が登場しています。

AIが意識を持った時、まだハードは追いついてないので街中にロボットがいることはないと思いますが、メガネ型端末でみるバーチャル空間にAIが闊歩し、売買もすべてバーチャル空間でブロックチェーンが保証するような世界ももしかしてあと10年で普及するのかなと思います。

楽観的に1番期待してるのは、AIの翻訳ですね。数年前まではシンギュラリティがまだ先だからまだ英語の勉強は必要だよねっていうのが言われてたんですが、この勢いでさらっとリアルタイム翻訳可能なAIが登場してほしいです。もっとストレスフリーに英語圏の情報にアクセスできればできることが広がっていいと思います。

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