近代美術館で大竹伸朗展を見ました。なんと本人が登場して、この機械で作られたバンドの生ライブが行われていました。
僕は大竹伸朗の作品はカオスすぎて苦手だったんですが、この生ライブは迫力があって良かったです。ギターや鍵盤が遠隔操作で動いて音を奏でています。
目的を失った大量生産品が無秩序に固められて新しい秩序を作る。1階の展示空間はどこまでもノイズな景色が続いていて、資本主義の悪夢を見ているような感じがよかったです。
国立近代美術館は企画展よりも毎回コレクション展の方が楽しみだったりします。行くたびに作品が入れ替わっていて毎回貴重な作品が沢山見れます。
今回は土田麦僊の素描が沢山出ていました。麦僊は薄目の印象的な女性を描く作家だと思っていましたが、素描も素敵ですね。日本画はデフォルメの傾向があんまり好きでは無いんですが、日本画家の素描は現実の風景の特徴を的確に筆致で表現していて、素晴らしいものが多いです。
森田恒友
森田も素晴らしいですね…。以前どこかの展示のチラシに彼の作品が載っていたので知った記憶があります。ドローイング的な印象が強く、彼の描く植物はどれも魅力的です…。
僕は彫刻には詳しくない方ですが、パッと見てこの作品がロダンの影響だということは分かるようになってきました。昨年彫刻の森美術館に行き、好きな彫刻作品の傾向が出てきたかも…。もっと勉強していい作品見たいですね。
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