
2020⇒2022/06/12修正
人間の意識は物語記憶を生み出すための型として機能している。
私は私自身ではなく、私を観察し、一貫性のある人格を後から物語として記憶に記述する存在だ。
テクノロジーの進歩により、現代ではスマートフォンを介して無意識的に行為(シェア、いいね)したことを、事後的にアルゴリズムが測定し、自己を定義するようになりつつある。(スマートフォンの方が私を正確に把握している。)
ー『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求 ポスト・ヒューマン時代のメディ
ア論』伊藤守編(東京大学出版会、2019 年
インターネットに複製される現実のコピーは、そうした現実世界の夢意識の分節性が反映される。
ー人の意識がその身体ではなく、観察者にあるとすると、現在のようにAIが社会を一つのネットワークに語りなおしている状況ではコンピューターに意識が宿っているともいえる。
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