絵を描いてる人は、作品の撮影が結構ネックなんじゃないかと思うことがあります。
最近A4スキャナとphotoshopを使って、簡単にA4以上の大型作品をデジタル撮影できる方法を見つけたので、やり方を書いておきます。
カメラを使う場合は照明の設置、天気等に色味が左右されてしまいますが、スキャナーの場合はいつでもいいコンディションで高解像度に撮影できます。
スキャナーで部分ごとにスキャンする
まず、作品を部分ごとにスキャンした作品の画像を用意する。僕の場合はEPSONのA4スキャナーGT-X830で1200dpiでスキャンした。1200dpiだとちょうどキャンバスの目や筆致の先端まで見える。
photoshopの「Photomarge」機能を使う
次にphotoshopを開く。
ファイル>自動処理>photomargeの順にクリック。
フォトマージのウィンドウが開いたら続けて参照をクリックし、スキャンした写真を選択。
(今回はadobe cs6をwindows11で動かしている。cs4も試したが、フォトマージをクリックした時点でphotoshopが強制終了してしまった。windows11では新しいバージョンのPhotoshopを使った方がよさそう)
関連:近いうちにAdobeCS6の新規ライセンス認証ができなくなる (tetutetugaku.com)
写真が選択されたらOKを選び、処理が開始されるのでしばらく待つ。僕の場合はグラボなしのノートpcで40秒ほど待たされたけど、手作業よりはずっと早い。
合成が終わる。自動でできることに感動した・・。
自動処理ならではの独特な切れ目になっている。つなぎ目は見えない。
微調整
しかし、一部を拡大してみたところ、端の部分が若干ずれていた。
これはずれているレイヤーを選択し、自由変形>自由な形にしてから位置を修正した。
修正後もこのように影が残っている。これは左のツール一覧からスポット修復ブラシツールを選択、影の部分を塗ればきれいに消すことができる。
若干ずれの修正が必要だったが、いい具合に合成できたと思う。
実は、今まではphotomargeの機能を知らずに全て手作業で合成していたから、ここまで短縮できたのは本当に楽になった。キャンバス作品を撮影すると、布のたわみのせいで合成がうまくいかず、いつも時間と手間がかなりかかっていて人にお勧めしずらかったけれど、photomargeを使えばかなり楽になる。
作品撮影用にカメラを買おうか最近迷っていたのだけど、今回のことで、もうしばらくはスキャナーでいいかと思った。特に照明のことを気にしないで済むのが楽だし。
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